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「文法ばっかりやってるから話せない」を考える② [英語教育]

前回に引き続き、「文法ばっかりやってるから話せない」を考えていきたいと思います。

前回の内容を少しだけおさらいします。

従来の文法中心型の英語教育に対する反動からコミュニケーション中心の英語教育を求める
機運が高まった。しかし、中途半端にコミュニケーションに傾斜したため新たな問題もいくつか
生まれてきている。

ここまでが前回までの内容でした。

それでは新たに生じている問題とは何でしょうか。

簡単に言えば英文を分析的に読む力、英文法に関する体系的な知識の不足です。


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「文法ばっかりやってるから話せない」を考える① [英語教育]

日本の英語教育批判でよく言われるのが「文法ばっかりやってるから話せない」というものです。
このような主張の背景をまとめると以下のようになります。

自分たちは中高大と合わせて10年も英語を勉強してきたのに、
日常会話さえまともにできるようにならない

→そんな自分たちが受けてきた教育はどんなものだ? 
 機械的に文法問題をひたすら解く無味乾燥な授業だ。

→話せるためには文法ばっかりに時間を費やすのではなく、もっと実践的な会話練習に
 多くの時間を割くべきだ。

こうした論調を背景に英語教育においても、会話重視の授業が導入されたり、
近年では、入試におけるTOEFL導入や、高校の英語授業は英語で行うことを基本とする指針が
一時期話題になりました。


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町の英会話サークルに参加してきました① [日記]

昨日は、長いこと気になっていた町の英会話サークルに参加してきました。

日本で英語を勉強しているとまず突き当たる壁が
「英語を使えるチャンスがあんまりにも少ない」ということです。
何だかんだ日本語さえ話せれば、日本での生活で困ることはありませんもんね。

外国語教育の世界でも「使用機会の豊富さ」は言語習得の成功を決める重要な
ファクターと考えられています。例えば、海外への語学留学は使用機会を豊富に確保する方法の
1つですよね。

僕自身も学部時代に9か月間イギリスに留学したことがあります。
たしかに9か月間も海外にいれば、何やかんや英語で生活していけるようになります。
帰国すると日本語が一瞬変な外国語に聞こえるぐらいの進化を遂げます(笑)

でも日本で生活していると、せっかく身に付けた英語力も下り坂。
こりゃいかん、でも英会話学校は高いし・・・

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英単語の覚え方を考える~単語暗記の5つの原則~ [英語教育]

英語の勉強で1つ大きな壁になるのが単語の暗記です。

塾の生徒からも「やってるんですけど、覚えられないんです」と相談をうけることが多い分野でも
あります。

本屋に行って単語帳を見てみると、英語と日本語が1対1対応のシンプルなものからフレーズや
例文で暗記するもの、あるいは長文の中で単語を覚えるものまでいろんな種類があります。
また英語学習本で紹介されている単語暗記法についても、やり方・覚え方は本当に多種多様です。

ですが、アプローチや表現の仕方は違っていても、効果の出る単語の記憶法には
いくつかの共通する原則があるようです。
今日は僕の塾の生徒も実践して成果を出した単語暗記の原則を紹介したいと思います。

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