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英語を読めるようになりたいなら音読!~英文音読3つのメリット~ [英語教育]

今日から11月でまた新たな月が始まります。
大学受験生にとってはセンター試験まで残り75日
模試も残すところはセンタープレ模試のみで
今年も入試本番が近づきつつあります。

そして英語に関して言えば出題の中心は長文読解。
したがって受験生の課題はいかに長文で高得点をとるかです。

この時期は気持ちがはやって
センター試験の新しい年度の過去問題とか
ただひたすら新しい問題を解いて一喜一憂的な学習に陥りがちになる
受験生が毎年多くなります。

もちろん新しい問題に取り組むのも大事なことではありますが、
特に英語に関してはそれ以上に力をつけるためのトレーニングを継続することが欠かせません。
そのトレーニングというのが長文問題の音読です。

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以前は「小学生の宿題やん」的に受け取られることが多かった音読トレーニングですが、
近年多くの英語学習本や有名講師が音読の重要性をプッシュしていることもあり、
少しずつ音読も英語学習において市民権を得つつあります。

しかし、音読の重要性は何らかの形で聞いたことはあっても、
実際に実践している受験生はまだまだ少数派です。
そして音読をあまり重視していない受験生はマーク模試等で
時間が足りず伸び悩むパターンが毎年多いです。
パラグラフリーディングうんぬんの前にまずは音読、音読!

その一方で最初は苦労しながらも音読を習慣化し、継続する受験生は
毎年受験前に劇的な伸びを見せます。

僕が個別指導で指導していた生徒も入塾した時はマーク模試で100点=5割も
取れなかった子が音読を継続してセンター本番で160点超え=8割、
もっと伸びた子で180点=9割とった子がいてます。

では、なぜ音読で劇的に伸びるのか。
音読には様々な効果があると考えますが、今回は読解面に絞ってそのメリットを
考えたいと思います。

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メリット①「返り読みせず、語順通りに読む力が身に付く」
英語が苦手な学習者に多いのが、いちいち日本語に訳しながら読んでいるパターンです
これではセンター試験のような語数の多い読解問題に太刀打ちできません。

例文を見てみましょう。
I began studying English four years ago.

返り読みパターンで読んでいる場合
「I 私は four years ago4年前に English 英語を began studying 勉強し始めた」のように
一文読み切るのにさえ、何度も目を左右に動かす必要があります。

それに対して語順通りに読んだ場合
「I 私は began studying勉強し始めた English英語を four years ago4年前に」のように
左から右に一度に読み切ることができます。

こうした読解にかかる時間が2文、3文、段落、文章単位と積み重なると
その差は歴然です。

音読トレーニングでは否応なく左から右に読んで英文を理解しなければならないので
自然にこうした語順通りの読み方を鍛えることができます。

メリット②「英文を読むスタミナが付く」
多くの読解問題をこなす必要がある試験では、そうした大量の問題をこなしきる
スタミナが求められます。
英文解釈はわりとできて1文単位ならかなり正確に読めるのに、伸び悩む受験生は
このスタミナに問題があることが多いです。
近年では英語の絵本等、簡単な英語を大量に読む「多読」が脚光を浴びていますが、
即効性、実行可能性において、時間のない受験生にとってはやや厳しい選択肢です。
では読解の量の絶対量の不足を何で補うか。
それが一度学習した素材を何度も読む音読です。

例えば1題300語で10題ある長文問題集に取り組む方法を考えてみましょう。
よくありがちなやり方は、時間計って問題解く→丸つけ→解説読む→次の問題へ」という
流れを1日1題ペースでやるというものでしょう。

この場合、読解の語数は300×10で3000語です。
センター試験の語数は選択肢まで含めると4000語を超えることが多いので
この練習量ではセンター試験1年分にも満たないということになります。

それに対して、問題を解いた後、英文を20回音読することを10題続けるとどうなるでしょう。
この場合上述の3000語+300×20×10で総語数は63000語になります。

問題解くのみの3000語受験生と音読もやりきる63000語の受験生。
受験本番までに読解のスタミナ面においてどのくらい差がつくかは明らかでしょう。

メリット③「単語の意味把握が高速化する」

「この単語何やったけ・・・」と学習初期の段階では分からない単語が出てくると
読解もつまづきがち。
音読を繰り返し行うと、その中で同じ単語に繰り返し触れることになるので
すぐに意味が出てくるようになります。それによって単語帳で身に着けた知識が
さらに強固なものになります。それがひいては読解速度のアップにもつながります。

このように読解面だけでも多くのメリットがあるのが、音読トレーニングという学習法です。
多くの英語の達人の著書やブログを見ていても、どこかの段階で音読トレーニングのような
繰り返し型学習に取り組まれていることが多いです。
勉強しているのに伸び悩んでいる方は、ぜひご自身の学習に取り入れていただければと思います。
詳しいトレーニングのやり方等についてはまた回を改めて扱いたいと思います。

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