スラッシュリーディングのすすめ~スラッシュを入れる5つのルール~ [英語教育]
英語が苦手な学習者に多いのが、テストなどで長文を読む時間が全然足りないというものです。
高校・大学入試はもちろん、英検やTOEIC、TOEFLも読解問題に大きな比重があるので
長文問題は何とかして得意にしたい分野でもあります。
音読トレーニングの回でも取り上げましたが、英語を読むのが遅い原因の1つは返り読みです。
例えば I have a friend who lives in America. という文では
I 私は who lives in Americaアメリカに住んでいる友だちを haveもっています
のように語順をおもいっきり変えて日本語の語順で常に読もうとするのが
典型的な返り読みです。
それに対して、I have a friend/ 私は持っている友だちを
who lives in Americaアメリカに住んでいるのように
一文をいくつかのかたまりに分け、語順通りに直読直解していく読み方を
スラッシュリーディングと呼びます。
学校で英語の先生に「スラッシュを入れて読むといいよ」と聞いたことがある方は
少なくないと思いますが、じゃあ実際にどうやってスラッシュを入れて読んだらいいのか
まではなかなか学校でも教わる経験は少ないと思います。
今回は英文を読むときのスラッシュの入れ方をいくつかのルールにまとめて
紹介したいと思います。
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ルール① 前置詞の前でスラッシュ
atやinなどの前置詞の前でスラッシュを入れると読みやすくなります。
例 We have been walking / in the park / for thirty minutes.
私たちは歩いている/ 公園の中を / 30分間
ルール② S、V、O、Cの区切りでスラッシュ
長い主語のかたまりのあとや主語動詞のあとなど文の要素の前後で区切りを入れると
読みやすくなります。
例1 I study / how to grow vegetables / at high school.
私は勉強している/野菜の育て方を/高校で
1つ目のスラッシュはI studyという主語Sと動詞Vのかたまりで区切っています。
例2 The students in the gym / are singing the school song.
体育館にいる生徒は/歌っている校歌を
これは長い主語のあとにスラッシュを入れている例です。
ルール③接続詞(thatなど)、関係詞、疑問詞の前後でスラッシュ
接続詞、関係詞、間接疑問文をつくる疑問詞は後ろにSVのかたまりがきます。
そのような小さな文のかたまりをつくる働きをする語の前後で区切りを入れると読みやすくなります。(このような文の中にある小さなSVのかたまりのことを’節’と呼びます。)
例1 I believe/ [ that studying English is important / for high school students.]
私は信じている/英語を勉強することは大切だと/高校生にとって
1つ目のスラッシュはthatの手前で区切っています。
thatの後ろには小さな文=節があることも確認してください
[ ]が節で全体で1つの名詞のかたまりをつくっています。
例2 I have a friend / <who likes basketball>.
私は持っている友だちを/バスケットボールが好きな
これは関係代名詞whoの手前でスラッシュを入れています。
< >の部分が節で全体で1つの形容詞のかたまりをつくっています。
例3 Do you know / [ when Mary will come tonight ] ?
あなたは知っていますか/いつメアリーが来るかを今晩
これはwhen以下が間接疑問文なのでその手前で区切っています。
[ ]の部分が節で全体で1つの名詞のかたまりをつくっています。
ルール④to ing ppの前後でスラッシュ
toとはto不定詞、ingとは動名詞などのかたまりをつくるing
ppとは過去分詞を指します。
例1 I have to study English hard / to pass the test.
私は勉強しなければならない英語を一生懸命/そのテストに受かるために
これはto不定詞の副詞用法の手前で区切っています。
例2 My strong point is/ speaking English.
私の強みは/英語を話すことだ。
これは動名詞の手前で区切っています。
例3 Do you see the boy/ running in the park?
あなたは見えますか少年が/公園で走っている
これはboyを説明するingの手前で区切っています。
例4 This is a book/ written by Natsume Soseki.
これは本だ/夏目漱石によって書かれた
a bookを説明するppの手前で区切っています。
ルール⑤コンマの手前で区切る
英語では基本的に節のあとなど1つのかたまりの後にはコンマがつくことが多いです。
これを目印にスラッシュを入れるとよいです。
例 At the end of the August, / I went to see my grandmother /in Hokkaido.
8月の終わりに/ 私は会いに行った祖母に/北海道の
1つ目のスラッシュはコンマを目印にして入れています
以上が英文を読む際のスラッシュをいれる目安となるルールです。
しかし、これは絶対的なものではなくあくまでも1つの目安として
柔軟に考えるのが良いと思います。
例えば、My strong is/ speaking English.の例文は
「SVの後だからスラッシュをいれる」とも考えられますし、
「動名詞の手前だからスラッシュを入れる」とも考えられます。
このあたりはあまり神経質にならず、
「自分にとって読みやすい2~5語くらいのかたまりに区切りながら 読んでいく」という姿勢で
ルールを活用していただければと思います。
ぜひスラッシュリーディングをマスターして読解スピードを向上させてください。
あわせて音読トレーニングにも取り組まれると効果はさらにあがると思います(^^)/
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高校・大学入試はもちろん、英検やTOEIC、TOEFLも読解問題に大きな比重があるので
長文問題は何とかして得意にしたい分野でもあります。
音読トレーニングの回でも取り上げましたが、英語を読むのが遅い原因の1つは返り読みです。
例えば I have a friend who lives in America. という文では
I 私は who lives in Americaアメリカに住んでいる友だちを haveもっています
のように語順をおもいっきり変えて日本語の語順で常に読もうとするのが
典型的な返り読みです。
それに対して、I have a friend/ 私は持っている友だちを
who lives in Americaアメリカに住んでいるのように
一文をいくつかのかたまりに分け、語順通りに直読直解していく読み方を
スラッシュリーディングと呼びます。
学校で英語の先生に「スラッシュを入れて読むといいよ」と聞いたことがある方は
少なくないと思いますが、じゃあ実際にどうやってスラッシュを入れて読んだらいいのか
まではなかなか学校でも教わる経験は少ないと思います。
今回は英文を読むときのスラッシュの入れ方をいくつかのルールにまとめて
紹介したいと思います。
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ルール① 前置詞の前でスラッシュ
atやinなどの前置詞の前でスラッシュを入れると読みやすくなります。
例 We have been walking / in the park / for thirty minutes.
私たちは歩いている/ 公園の中を / 30分間
ルール② S、V、O、Cの区切りでスラッシュ
長い主語のかたまりのあとや主語動詞のあとなど文の要素の前後で区切りを入れると
読みやすくなります。
例1 I study / how to grow vegetables / at high school.
私は勉強している/野菜の育て方を/高校で
1つ目のスラッシュはI studyという主語Sと動詞Vのかたまりで区切っています。
例2 The students in the gym / are singing the school song.
体育館にいる生徒は/歌っている校歌を
これは長い主語のあとにスラッシュを入れている例です。
ルール③接続詞(thatなど)、関係詞、疑問詞の前後でスラッシュ
接続詞、関係詞、間接疑問文をつくる疑問詞は後ろにSVのかたまりがきます。
そのような小さな文のかたまりをつくる働きをする語の前後で区切りを入れると読みやすくなります。(このような文の中にある小さなSVのかたまりのことを’節’と呼びます。)
例1 I believe/ [ that studying English is important / for high school students.]
私は信じている/英語を勉強することは大切だと/高校生にとって
1つ目のスラッシュはthatの手前で区切っています。
thatの後ろには小さな文=節があることも確認してください
[ ]が節で全体で1つの名詞のかたまりをつくっています。
例2 I have a friend / <who likes basketball>.
私は持っている友だちを/バスケットボールが好きな
これは関係代名詞whoの手前でスラッシュを入れています。
< >の部分が節で全体で1つの形容詞のかたまりをつくっています。
例3 Do you know / [ when Mary will come tonight ] ?
あなたは知っていますか/いつメアリーが来るかを今晩
これはwhen以下が間接疑問文なのでその手前で区切っています。
[ ]の部分が節で全体で1つの名詞のかたまりをつくっています。
ルール④to ing ppの前後でスラッシュ
toとはto不定詞、ingとは動名詞などのかたまりをつくるing
ppとは過去分詞を指します。
例1 I have to study English hard / to pass the test.
私は勉強しなければならない英語を一生懸命/そのテストに受かるために
これはto不定詞の副詞用法の手前で区切っています。
例2 My strong point is/ speaking English.
私の強みは/英語を話すことだ。
これは動名詞の手前で区切っています。
例3 Do you see the boy/ running in the park?
あなたは見えますか少年が/公園で走っている
これはboyを説明するingの手前で区切っています。
例4 This is a book/ written by Natsume Soseki.
これは本だ/夏目漱石によって書かれた
a bookを説明するppの手前で区切っています。
ルール⑤コンマの手前で区切る
英語では基本的に節のあとなど1つのかたまりの後にはコンマがつくことが多いです。
これを目印にスラッシュを入れるとよいです。
例 At the end of the August, / I went to see my grandmother /in Hokkaido.
8月の終わりに/ 私は会いに行った祖母に/北海道の
1つ目のスラッシュはコンマを目印にして入れています
以上が英文を読む際のスラッシュをいれる目安となるルールです。
しかし、これは絶対的なものではなくあくまでも1つの目安として
柔軟に考えるのが良いと思います。
例えば、My strong is/ speaking English.の例文は
「SVの後だからスラッシュをいれる」とも考えられますし、
「動名詞の手前だからスラッシュを入れる」とも考えられます。
このあたりはあまり神経質にならず、
「自分にとって読みやすい2~5語くらいのかたまりに区切りながら 読んでいく」という姿勢で
ルールを活用していただければと思います。
ぜひスラッシュリーディングをマスターして読解スピードを向上させてください。
あわせて音読トレーニングにも取り組まれると効果はさらにあがると思います(^^)/
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2015-11-06 13:54
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