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英会話はCDを聞き流すだけでペラペラって本当?① [英語教育]

最近英会話クラブに行くと、「この秋から久しぶりに英会話を始めたんです」っていう方に
よく出会います。


スポーツの秋、食欲の秋、読書の秋と何でもありの秋なので
何か新しいことを始めるのにいい季節なのかもしれませんね。


英会話の世界でも、そうした英語を学び直したいという方向けの教材があふれています。


その中でよくある教材のパターンが「聞き流すだけでペラペラ」を謳った
英会話学習教材です。
有名人がCMで起用されていたりもするので、何となく効果が出そうな感じもします。


しかし、英会話の上達はCDを聞き流すだけで本当に達成されるものなのでしょうか。


今回は「聞き流すだけでペラペラの是非」について考えてみたいと思います。

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まず「聞き流すだけでペラペラ」を謳う教材の内容を確認します。
一般的に以下のような特徴をもっていることが多いです


①学習の中心は聞き流し リスニングを重視


②様々な会話場面を想定したモデル会話が素材


③内容が理解できるように英語音声のあとに日本語訳が流れる


④暗記はしなくてよい 繰り返し聞く中で自然と身に付けることを重視する


⑤文法も気にしなくて良い
 むしろ文法を気にしすぎることが自然な習得の妨げになると考える


成果が出ないと悪名高い従来の文法訳読・丸暗記型の英語学習を脱却し、


気楽に始められることを前面に押し出しているのがこの手の英会話学習教材が


人気になっている秘密のようです。


一見、革新的な英語学習法を提案しているかのように見える聞き流し型の


英会話学習教材ですが、実はこの学習法には元ネタがあります。


それがクラッシェンという第二言語習得学者のインプット仮説と


それを理論的背景に発達した聴解優先の教授法です。


次回はこの聞き流し型英会話学習教材となった元ネタについて考えてみたいと思います。

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